令和4年(2022年)12月1日から、国税の納付手段にPay払いを使って納付する「スマホアプリ納付」が加わり、納税額が30万円以下ならPay払いで国税を納付できるようになりました。
国税の納付手続き
国税は、申告した納付額をその申告に係る納付期限までに自ら納付しなければなりません。その納付手続きは次のような方法があります。

国税庁による納付手段別納付件数によると、令和3年度のキャッシュレス納付割合は32.2%。4年前と比較すると10%ほど増加しています。
財務省は令和7年度までにキャッシュレス納付割合を40%とする目標を掲げています。今までのキャッシュレス納付はすべて事前申請が必要でしたが、事前手続きが不要なスマホアプリ納付が追加されたことで、キャッシュレス決済納付割合が増加することを見込んでいます。
スマホアプリ納付とは?
従来の納付手段に、令和4年12月1日から、Pay払いを使った「スマホアプリ納付」が追加され、納税者は、利用可能なPay払いを選択して国税を納付できるようになりました。
スマホアプリ納付の概要

◆メリット◆
- 決済手数料無料
- 24時間いつでも納付できる
- 事前手続き不要
- アプリによってはポイント付与対象
◆デメリット◆
- 上限は30万円
- 領収証書が発行されない
手続きの流れ

出典:国税庁「令和4年12月からスマホアプリ納付が利用可能になります」より抜粋
e-Taxを利用して申告書等データを送信し、受信通知(納付区分番号通知)からアクセスした方や、確定申告書等作成コーナーで書面による申告書を作成し、出力されたQRコードからアクセスした方は、納付情報が引き継がれるため、上記3、4の入力は不要となります。
納付税額が30万円以下の方で今まで窓口で納付していた方、クレジットカード納付していた方、インターネットバンキング納付していた方は、スマホアプリ納付を検討してみてはいかがでしょうか。
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